人工透析までの流れ

腎不全と診断されたら

腎不全のうちまだ透析が必要ではない段階(保存期)では、残された腎機能を維持するため、原疾患(腎炎、糖尿病、高血圧など)の治療とともに運動制限、食事・水分制限や薬物による治療を行います。
腎不全と診断され透析導入までの期間の治療を保存期治療といいます。

運動制限

  • 過度の労働 、 過激な運動は避ける。 (ただし 、適度な運動は必要です。)
  • 規則正しい生活で十分な睡眠をとる。

食事療法の基本

  • 十分なエネルギ一を摂る
  • 夕ンパク質を制限する
  • 塩分を控える

当院では管理栄養士がおりますので分からないことがあれば何でもお聞き下さい。

薬物療法

腎臓の働きが悪くなると高血圧・むくみ・貧血などの症状がでてきますので、その症状に合わせた薬を内服します。

保存期治療だけでは腎臓の働きを補えなくなり、尿毒症症状などで日常生活が困難となり透析導入が必要だと診断をされると、透析方法を選び準備を進めていきます。

導入の目安は

尿毒症症状があらわれはじめる

  • 嘔気・嘔吐・食欲不振・頭痛・倦怠感・イライラ感など

血液検査の値が悪くなる

  • 血清クレアチニン値(CR) : 8mg/dl 以上
  • 血清尿素窒素値 (BUN) :100mg/dl 以上
  • 血清カリウム値: 6mEq/L以上
  • クレアチニン・クリアランス(Ccr) :1OmL/分 未満

※糖尿病や高齢者の患者さまでは、これらの数値にならなくても透析が必要になることがあります。

『血液透析の場合』

  • 腎機能低下の速度から、透析導入の時期を予測します。
  • 導入が決定したら、血液透析の詳しい説明を行います。
  • 透析を行うために必要なシャントを作る手術日の決定・自管理及び日常生活の指導等を行います。
  • シャントを作成する手術を行います。
  • 実際の透析導入日が近づいたら、透析日、時間帯、透析時間を決定します。

『腹膜透析の場合』

  • 導入が決定したら、腹膜透析についての詳しい説明を行います。
  • 腹膜透析を行う訓練と生活指導を行います。
  • 腹膜透析を行うために必要な、カテーテルを挿入する手術日を決定します。
  • カテ一テルを挿入する手術を行います。
  • 準備が全て整ったら自宅での腹膜透析を開始します。

小樽ライフクリニックでは

透析導入前の管理、導入後のシャントトラブル時の対応(造影検査・シャント拡張術等)を行っております。

また、透析時の体調不良等についても、医師の判断により状況に応じ緊急入院等の受け入れの対応も行っております。

その他、当院にて対応することが困難な病態の場合等は、他の医療機関との病診連携により、患者様を受け入れて頂く体制も整っております。